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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

未来モノ S.F. と現実のギャップ

 
 まぁ「リアル」と「リアリティ」の云々は、念頭にはあるものの置いといて。


 ちょっと妙な表現にはなるものの「物理的限界」を超えるものは(現時点では)ありえない。
 ‥‥「現時点」は舌足らずだね。
 現時点での物理法則などが打ち破られない限りは、かな。そういう根底から引っくり返されるような、大発見なんて表現では生ぬるいほどのナニカを人類が獲得しない限りは、と。

 やや極端なことを言えば。
 仮に、永久に使える電池なんてのを考えた場合――電池が出力可能なエネルギー量というのは、その燃料(部分に相当する)物質の質量を全てエネルギーに変換した時のエネルギー量よりも絶対に少なければならない。
 うん、当たり前。無い袖は振れない。
 そうでないなら、勝手に、自動的に燃料(源)を補充するような機構を備えておいて、結果的に、利用するもの(物・者)にとって、事実上は無制限であるっていうのが関の山。
 この場合は、半永久的に、事実上は恒久的ってことでしょうが。これの扱いは面倒なので省略。

 故に、こういう超技術を(大きな)違和感なく提示しようと思ったら、それこそ「吸血鬼ハンター・シリーズ」のように、超然的に、何かの裏づけを伴う超科学的技術を出さないと破綻する。
 しかもそれが「あり得るかも知れない」か「否定は出来ない」である必要がある。それとも全容は明かさずに部分的な概略だけの提示にとどめて「そうなんだから仕方が無い」で収めるか。

 一瞬、D シリーズのはオカルト技術とでも言おうかと思ったものの、意外とオカルトと言うのは物理や化学・科学、あるいは数学なんかと共通する価値観の部分がある=含まれているので――不審に思う人も多いでしょうが本当ですよ――ちっと語弊がある。
 もちろん、それ(=D シリーズのような設定)以外の解もあるでしょうが、少なくとも私には思い付きません。想像も難しい。

 もっと言えば、D シリーズでも、そこまでの‥‥絶対技術――おお。今思い付いたけど、アレだけどイイ表現だ――って少ないですけどね。
 あるいは、少ないと言うよりも――絶対技術のようにも見えるが、そうであるか断定できない、と言うべき?


 何らかの創作において、一級・一流、高度な専門知識というものは必ずしも必要とは思いませんが‥‥。
 お湯程度の熱量(からの作用)で熱膨張が云々で銃器が使えなくなるなんてのはね。論外
  これって――100℃ の熱湯を生卵に掛ければ、ゆで卵が出来上がると言ってるようなもん。
  何を言ってるんです? お湯は 100℃ の熱湯で、卵のタンパク質が熱で凝固する温度は、白身が約 80℃ で、黄身なら約 70℃ ほど。
  最大でも約 80℃ で事足りるのに 100℃ のものを使ってるんだから出来ないはずが無いでしょ??――的な。
  ごく狭い一面・部分しか見ていない・考え(られ)ていないから起こってしまう失敗。
  更に言うと。
 ――あまりスペースに余裕が無い、薬莢がギリギリ入る程度の薬室が(熱湯で)膨張すると詰まる可能性は大いにある
  薬室が薬莢が入らなくなるほど熱膨張・・・・その薬室はパンででも出来ているのでしょうか?
  人間の指先や目に映る感覚でギリギリ・ピッタリであることと、金属の熱膨張(率)やその設計・製造による変形のパターンが合致しますかねぇ。
  しませんよ。
  加えて、直前まで沸騰を続けていたコーヒー(たぶん100℃を超えているはず)であっても、どこぞにぶちまければ、すぐ70℃くらいまで下がるでしょう。
  あとは、ぶちまけた場所に加熱・保温機能が無い限り冷める一方。
  また殆どの金属と言うのは熱伝導率が高いわけですけど・・・・それは「熱しやすく冷めやすい」と言うこと。
  熱伝導率と容積比熱や断熱・保温性、その他もろもろを混同してはいけません。

  あぁ、そうそう。
  富士山の山頂とか、あるいはそれ以上の高地などだと、ゆで卵って作れないんですよね。よくて温泉卵くらい。
  同様にインスタントラーメンなんかも色々と厄介だったりします。沸騰しているように見えても 70℃ くらいまでしか上がってなかったりしますから。
  いやまぁ沸騰していること自体は確かですけれどもね。



 もしも、そういう、この世界の法則や常識から外れている世界での物語だと言うのであるなら、それは事前に提示しておかないと。
 我々は、この一般的な世界・現実の中で存在しているんですから。
 あるいは、そうなる魔法を使ったとか。

 数字・数(≒整数)と言うのは、1・2・3‥‥と、1ずつ増えながら続くものであるのが常識ですね。ついでに言うと原則10進数。
 ところが。
 7・4・1‥‥のように順番・字を変えただけでも、殆どの人は混乱するでしょう、事前に説明されたとしても。

 高度な専門知識というのも実は、客観的な共通認識、つまり常識の一種・一つです。
 例えば。
 日本人の殆どにとってロシア語というのは、さーっぱり分からない謎(?)の言語でしょう。私だって同じです。
 でも、それがロシア語圏に行けば、ごくごく当たり前の常識になります。日常的に使われてるんですからね。専門に学んだり、あるいは一部の商社マンなどの人にとっても同じように普通の外国語の一つ。
 しかし、やはり多くの日本人にとっては未知の謎言語。 まぁ文法などは英語と大差ないっぽいですが。

 こういう構図への理解やその度合いが、これまた客観性の一種となります。
 自分が知っているからと言って、相手も知っているとは限らない。一方では、自分が知らないからと言って相手も知らないとは限らない
 さりとて、知っていて当然だろうと言うものもあり、その場合での、未知・既知部分の線引きの妥当さ。
 またいくら専門的・高度で正しくとも、それが舞台の上で活きているのか必要であるのか、あるいは「専門知識も経験も持たない読者」が読む場合にも理解・把握しうるようになっているか。

 完璧になどいくはず無いものの、そこに目や意識を向けているか否かと言うのは、桁違いに大きな差異・違い。
 妥当な自己評価、特に自分の弱点に対する認識・認知と言うのは――とても癪なものですが――極めて重要ではないでしょうか。


 構想と数回の推敲を含めて、ここまで書き上げるのに、およそ1時間 +10分。
 僅かに遅いかな。

 
 

 さてさて。

 本当の発端は某客ちゃんの。

――自動的に車庫入れしてくれるクルマとか、あるいはチューブ内を走る未来カーってできないの?
 と言うような話から。
 なんかのラジオを聴いていたとき‥‥キラ☆キラ、だったっけ?
  別に、この話題を馬鹿にする気は全くありませんので念のため。

 自動車庫入れは、自動車側が車庫・駐車スペースを妥当に認識するために必要なインフラ。
 未来カーも、道路に相当する施設インフラの整備。

 ここら辺が問題になるわけです。

 自動車庫入れなんて、そんなバックモニターみたいなセンサー類(と簡易な自動操縦)だけでは全く使い物にはならないはずです。
 最低でも、駐車スペースであることを示すビーコンと、それが発する必要な物理情報、あとはそれに合わせての自動操縦‥‥このくらいは必要になるでしょう。あと、車両の四方八方への距離・位置センサー類。
 人間はそこらを大抵は瞬時に判定できますが、それを機械(コンピュータ)にやらせようとすると、実に大変。
 どこに突っ込むか分かったものではありませんよ。
 つまり駐車スペース側の(電子的な)インフラ整備が欠かせないんです。

 オートクルーズだって、おおむね直線を一定速度で走行するくらいにしか使えませんしね。
 何故その程度しか使えないかと言えば、そうじゃないと実用には全く足らない≒危険だから。
 ‥‥あぁ、衝突防止機能ってのもありますが、あれも正面にナニかがあってそれが静止しているか、静止に近いものの場合に、ぶつかるのを極力避けるために止まろうとするだけ、いわば緊急時の自動ブレーキングですから、いわゆる自動操縦とは掛け離れています。ごく一部と言っていいでしょう。


 全自動の(チューブ入り)未来カーは‥‥逆に全数が統合的なコンピュータ制御になっていて、かつ専用道が整備されているなら、むしろ自動操縦よりは楽に実現が可能でしょう。
 しかし、全数が一気に切り替わるのでもなく、またインフラ整備を既存の道路網と共存させながら進めるか‥‥と考えると実に困難。ほぼ不可能と言っていいでしょう。
 それに割と近い構図でもある鉄道だって、色々な問題点もある≒事故やら何やらが起こるわけですし。


 機械やコンピュータと言うのは時に人間を遥かに凌駕する性能を見せます。
 移動速度や計算速度などなど。
 だからと言って、機械やコンピュータが、あらゆる面で人間の能力を凌駕しているわけではありません。
 人間の方が桁違いに優れている部分も多々あるんですよ。


 いや本当の話。
 自動操縦車両そのものは決して難しいってほどではないです。
 ただそれが問題ないのは、だだっ広い場所でだけの話。そこから先が大変。
 しかし、それに駐車スペースを常に正しく認識させること、周囲の歩行者や(不意に出現したものも含め)障害物などを認識し避けること‥‥。
 動かすことが難しいのではなく。
 どういう基準や判断に基づいて動かせば問題が起こらないか。その問題点をどうやって感知し、また判断させるか。
 そういうソフトの面が極めて困難で、事実上ほぼ不可能って話になってしまうわけです。



 (実際に)やってみなけりゃ分からないだろ!――と言う意見。

――もうすでに行なわれて判明してます。それをアナタが知らないか理解でき(て)ないだけ。
 無駄ですね。

 ましてや(大雑把な)既知の問題点くらいは把握・認識できないと。


 要するにですね?
 このテの超技術やら何やらを提示するなら、既存の不可能をそのまま含んでいてはダメなんですよ。
 嘘八百でも何でも、それっぽいブレイクスルーなどの不可能を可能に転ずるナニカ。
 あるいは既存の技術の超延長的な高性能化。
 それとも既存の枠組みから外れる独自の技術・技能体系‥‥。

 そういうものが必要不可欠なんです。フィクション中のリアリティ(≒真実味っぽい何か)には。

 それがダメなのなら、せめて裏づけや理屈・理論などを提示せずに、その性能のみを提示するに留める。

 

テーマ:SF小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/10/25(火) 21:10:26|
  2. 読み物に係る雑文
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