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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

仏像が? (2)

 
 何やら、いわゆる「静かなブーム」は続いているようで。
 変なの。
  はい、私が言うな。

 いやはや、なんとも、かんとも。コント(漫才)も。

 
 

 ついでにオマケ。

客「――ねぇねぇ?」
私「なんです、急に‥‥?」(←電話)
客「ちょーっと聞きたいんだけど‥‥仏さまでね? [うずまさ・なんとか]みたいな名前のっているよね?」
私「‥‥太秦って、映画村じゃあるまいし‥‥[うずまさ]でなく[ う す さ ま ・みょうおう:烏枢沙摩明王]と言うのならいますよ」
客「字は判る?」
私「確か、カラスに‥‥」
客「へ? カラス?」
私「‥‥龍茶の[う(ー)]です。それと中の[す(う)]に‥‥[さ]は何だったっけな、忘れた。あと[ま]は擦とか地名の多の[ま]で‥‥それで[うすさま]明王」

客「それで‥‥その明王って、トイレの神様?」
私「はぁ?! と言うか明王は如来の教令輪身(きょうりょうりんじん)だから、神ではなく仏・如来の分身とでも言うべき存在で、元々は古代インドの神や精霊あるいは魔物です。あと‥‥言われてみると、確か、炎を身上とする明王がいたはずですから、それが烏枢沙摩明王であるなら、その炎によって穢れや不浄を焼き払う‥‥と考えて、そういう扱われ方をする場合もあるかも知れませんが‥‥あれ? 炎は不動明王だったかな‥‥?」
 ――これ、1月17日放送の不可思議探偵団でも同じような話題が出てるね。

客「――あと、ついでに、他の明王って、どんなのがいるの?」
私「あのですね? それは一体どういう話‥‥」
客「いいからー」
私「(とりあえず察しておこう)‥‥はいはい。その烏枢沙摩明王に、不動明王、軍荼利明王(ぐんだり・~)、大威徳明王(だいいとく・~)、金剛夜叉明王(こんごうやしゃ・~)、大元帥明王(だいげんすい・~)、降三世明王(ごうさんぜ・~)、愛染明王(あいぜん・~)に、あとは菩薩形・女性形の孔雀明王(くじゃく・~)‥‥代表的なのは、こんなところでしょうね」
客「おおー、すごーい」
私「(何なんだよ一体これは)‥‥もし何なら、観世音菩薩の種類も挙げましょうか?」
客「うん、お願い!」
私「‥‥聖観音(しょう~)、千手観音、馬頭観音(ばとう~)、准胝観音(じゅんてい~)、十一面観音、如意輪観音(にょいりん~)、不空羂索観音(ふくうけんじゃく~)‥‥まだ何種類かあるはずですが忘れました」
 ※ なお一部、異なる文字が充てられる場合があります。聖観音を「正観音」とか。

私「――ついでに如来も挙げておきましょう。釈迦如来、多宝如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来と毘盧遮那如来(びるしゃな~)、あと阿閦如来(あしゅく~)‥‥他にもありますが、こんなところですかね」
  なお、あしゅく如来の[しゅく]の文字は[門]の中に[人]が三つ、品のような並びで入る文字です。
  出るとは思うんですが念のために……うわ、実体参照に変換されてる。



私「――でっ。ありゃ一体どういう何だったんだよ‥‥」
客「あのね? 実は――(中略)――とゆーよーなことでね?」
私「まぁ話は分かったけども。それに周囲の物音‥‥てゆーか声も聞こえてなかったわけでなし」
客「‥‥やっぱり聞こえてたんだ‥‥」
私「無論。故に、不可解ではあったが(一応は察して)応じておいたんだい」

――なんつーか、やれやれな話だ。まぁいいけどさ。



 更には。

客「――この、これ‥‥私たちが初詣で拝んだのって‥‥誰?」
私「‥‥憶えとけよ。本質的にはアレなんだが年始周りってことでハシゴしたからな。神社の方は天照大御神。仏閣の方は‥‥一応はお釈迦さまと、あと地涌(ぢゆう)の――上行(じょうぎょう)・無辺行(むへんぎょう)・浄行(じょうぎょう)・安立行(あんりゅうぎょう)の四大菩薩。あと大堂の方には日蓮上人と鬼子母神を始めとした諸天もいたはず」
 ――おっと。本殿の方にも、日蓮像の小型版と、あと他の像も安置されてるらしい。
  それと経蔵には、二尊一塔(釈迦如来と多宝如来と、その間に多宝塔)が祀られてるんだった。


客「へ? これ、大仏さまって両方とも同じじゃないの?」
私「その通り。どっちがどっちかは忘れたけども、確か‥‥鎌倉の方は阿弥陀如来で、奈良の方が大日如来か毘盧遮那如来だったはず」
  良かった、合ってた。

客「なんで怒ってるの?」
私「これを憤怒相(ふんぬそう)と言うんだが――前に Blog にも書いたろ――慈愛と説諭によって衆生を救おうとする菩薩。対して明王ってのは強い怒りと厳しさを持って、それをして言っても聞かない奴をも力ずくで懲らしめることで改心させ、救おうとするんだ。それを端的に表すのが憤怒相ってわけだ」

客「なんで巨大化するの?」
私「これは今イチ明快な答えに思い至らないけども‥‥象徴としての意味合いが強いんじゃないかねぇ」
  事実上はそうなんだろうけども、一応は、より大きな権能をしてってことでしょうか。

客「お地蔵さまって、ア◎パ◎マ◎?」
私「ビニール袋と有機溶剤ではない方――元々地蔵菩薩は観世音菩薩と似てて、なんかの請願を立てていて、それに基づき、あらゆる衆生に手を差し伸べ、救って回ってるんだ。それを抽象化すれば似てるとも言える。あと、よく道端なんかに六地蔵があるが、あれがその好例で、あれは1体・1体が六道(りくどう)に対応しているんだ。因みに五地蔵の場合も稀にあるんだが、その場合は最上級生と言える天道が省略されてる」
 ――そういえばどこぞで「地蔵像が六つも(≒たくさん)並んでいるなんて薄気味悪い」とかってのを見かけた記憶があるけど・・・・そんな見方もあるんだね。
  不気味どころか随分と有り難いものなんですけどねぇ。


客「この相関図って?」
私「胎蔵界曼荼羅(たいぞうかい・まんだら)と金剛界曼荼羅(こんごうかい・~)だ。要は仏や神々の関係や仕組みを図で表した模式図みたいなもん。密教のものだけどね」
  この「だ・荼」の文字は「ダキニ(荼枳尼)天」と同じく「ちゃ・茶」ではありませんよ?

客「――なんか、もう、この番組見ないでも平気そう。殆ど先回りしてくれるし」(←笑ってる)
私「無茶を言うな。大体だな? 何事でも、知れば知るほど、学べば学ぶほど、その上には更に上があって、どこまで行っても果てしなく限(きり)が無いことを思い知らされるもんだよ」
客「それも、なんか別の(番組)でも聞いたような」(←笑ってる)
私「池上彰の世界を見に行く――アインシュタインの言葉で、似たようなのが紹介されてたなぁ。と言うか、これが解らない・身に付いてない奴は物事を学ぶことに根本的に向いてないと断言できる。――にも拘らず【極めた/全て身に付けた】なーんて思っちゃってるのは、単なる過信だよ」


客「――あれ? 今の白い仏像‥‥なんか裸だったような‥‥」
私「その通り、全裸のはず。あれは弁財天の像だよ。たぶん、江島神社(えのしま・~)に祀られてるヤツだと思う」
客「‥‥よ・よく知ってるね‥‥」(←本気で驚いてた)
私「実物も観たことあるし、それに割と知られてる(≒拝観することができる)ものだしね。全裸の仏像・神像ってのも全国に割と点在してるんだが、その多くが秘仏とか何とかで、一般非公開になってて拝観が難しいんだ」
客「これは数少ない観ることができるタイプってわけか‥‥」
私「お見込みの通り‥‥あれ? 弁財天ってサラスヴァティだったっけ? パールヴァティだったっけ? 因みにどっちも元々は古代インドの、川とかの女神で、どっちかが弁財天、もう片方が吉祥天だ」
 ――おっと違った! 吉祥天はラクシュミーでした。
  ただ弁財天はサラスヴァティで合ってます。同名の川(もう現在は無い)を神格化したものです。


客「これ、ATHAGATA ってなんて読むの?」
私「‥‥最初の T が隠れてないか、これ? 元々はサンスクリット(の簡易アルファベット表記)で、発音は、不正確だけど[たたーがたー]とかだね。意味は、まんま如来。その下のは[ぼでぃーさっとば]で、これまた意味は菩薩‥‥って、なんで明王と天部は英語なんだ? しかも訳がおかしいぞ‥‥」
客「あっ、ホントだ‥‥最初に T が付いてた。テロップで隠れてたんだね‥‥」
私「何とかギリギリ面目躍如」
  なおサンスクリットと言うのは一般に言う言語とは少々異なり、古代インドの上流・支配階級が用いた公用文章語(の一つ)です。
  一応は発音もできますが、基本的には表記のためのものですから。
  しかし明王が Wisdom king って・・・・酷い間違いでまでは無いけども、Wisdom でなく Knowledge ですよ。まだせめて Intelligence とか。
  これはちょっと酷いなぁ。


私「――いいんだけど、こんなもんリアルタイムで解説させられると忙しくて仕方ないんだが‥‥って、なんで竹山如来が宝冠を付けとるんじゃー! 金・銀で分ければいいってもんじゃないぞー」


私「――待て、こら。四天王は諸天の最高位なんかじゃないぞ‥‥どっちかと言わずとも下から数えた方が遥かに早い。それで言ったら閻魔王・夜摩天の方が遥かに上だ」
客「それってどのくらい違うの?」
私「言いようが難しいが‥‥完全にランクが違うのは確か。前にも言った(書いた)けど、夜摩天は天部・六欲天の中でも決して下の方じゃない、真ん中辺り。一方の四天王とかは最下級よりは少しだけ上、ほぼ最下級って程度でしかない」
  四天王など殆どの天部の神々が六欲天の最下級・四大王衆天か次の忉利天(とうりてん)にあるのに比べ、夜摩天はその更に一つ上の第3階位に当たります。
  そして閻魔王・夜摩天(人名?)は、夜摩天(地名?)の盟主と言われます。
  故に、四大王衆天の四天王と須弥山=忉利天の主である帝釈天とでは、寿命も何倍も違いますし、また夜摩天なら更に違います。
  四天王(四大王衆天の住人)の寿命は約900万年、帝釈天(忉利天の住人)は約3650万年、夜摩天(の住人)に至っては約1億4600万年にも及びます。
  更に言えば、その上の兜率天(地名)=5億4600万年、その上・化楽天=23億3600万年、六欲天の最上位・他化自在天=93億4400万年――です。

  と言うか「天部」と言うと、馴染みこそ薄いものの、まだまだ上がありますが――これ以上を知りたいと言う方は、こちらのエントリ でも読んで下さいな。

  あと・・・・語弊を恐れずに言うなれば、四天王――持国天・増長天・広目天・多聞天――ってのは、須弥山の門番、最外周部の警備隊の隊長ってとこです。
  牛頭天王みたいなもんですね。

  あぁ・・・・「とうりてん」の[とう]の字も実体参照になってる・・・・[りっしんべん]に[かたな]です。



客「――あれ? この(仏教由来の)言葉のところに来たら急に静かに‥‥」
私「ここら辺は、よく知らん」
「うわっ、意外すぎっ!」
私「うるさいよ。まぁ玄関とかは聞いてて少しだけ思い出したけども」

客「サルピスは?」
私「知らん」
客「スジャータ‥‥?」
私「断食明けのお釈迦さまにミルク粥か何かを持ってきた、ねーちゃんの名前。これは知ってる」
客「おおっ、バッチリだ」
私「因みに、この時のお釈迦さまはまだ悟りを啓いてはおらず、その途上で断食等の苦行をしていた時なんだが、確かこの時に「(過度の)苦行は悟りに至るための役には立たない」と実感したんじゃなかったかな」
客「他には?」
私「この[上品・下品]は、元々は[じょうほん・げほん]とか読んでたような‥‥ってなコトくらいかな」


客「そういえば‥‥さっきの、なんとか四大菩薩ってあったでしょう? あれってどういう人たち?」
私「地涌の四大菩薩。地涌は文字通り、大地から湧(涌)いて出たって意味」
客「へ? 地面から?」
私「その通り。妙法蓮華経・序品 第一 にその場面があるんだが‥‥どこぞで釈尊=お釈迦さまが説法をしていた時に、轟音とともに大地が割れて、そこから数え切れないほど大勢の菩薩たちが現れ、釈尊に賛辞を贈り、その説法を聞いたんだ。その現れた大勢の菩薩たちの長・4人が四大菩薩ってわけだ」


客「――あと、これ。この大日如来と毘盧遮那如来だけど、なんか他のと書き方が違ってない?」
私「ほほー、いいところに気付いたね。まず毘盧遮那如来をサンスクリットの発音に戻すと「ヴィローチャナ・タターガター」となる。元々は古代インドの太陽神(の一柱)で‥‥つまり毘盧遮那ってのは単なる音訳
客「ヴィローチャナとビルシャナかぁ、なるほどね」
私「では一方の大日如来をサンスクリットに戻すと、どうなると思う?」
客「‥‥それを私が答えられると思う?
私「自分で言うなよ。答えは「マハー・ヴィローチャナ・タターガター」だ」
客「あれれ? 頭にオマケが付いただけ‥‥?」
私「因みにサンスクリットでの[マハー:Maha]は、英語で言うところの Arch や Great と同様[大/高位/偉大]って意味。つまり大日如来って語は当然ながら意味訳で[日]の部分は太陽・太陽神とかを指すんだ」

客「じゃあ、毘盧遮那如来と大日如来って‥‥兄弟とか親子とかか何か??」
私「そこが諸説あって一筋縄じゃいかないんだな。元々は同一の神性を何らかの理由で分けて捉えて現在に至るって説やら、同名の別個体であるヴィローチャナがそれぞれの由来だとか、両者は元から密接な表裏一体の(ような)関係だとか、色んな説があるんだ」
客「ややこしいんだね」
私「神話・伝承・宗教~云々~は、どこを採って見たって、こんなのだらけだよ」
 ――なおこの部分に関しては、この記事を書いてる時のもの。
  あと。
  そういうことなので、このテのことで誤りだと判断するのは大概において早計で、なかなか難しいものです。
  歴史・考古学なんかも似た面が多いですが、正誤が明らかに判断できるものと、そうでないものの見極めができないと大変なことになります。
  それに実際には、既存の複数の説が単独でなく複合的に混交していった結果、現在に至っていることも多いですからね。



私「――なんか変に疲れた」
客「お疲れさま」


――なおこの最後の節に関しては「 たけしの 教科書に載らない 日本人の謎 」で検索してもらえれば、その番組の概要(以上のもの)が判るかも知れません。

 

テーマ:なんとなく気になる。。 - ジャンル:

  1. 2011/02/04(金) 21:02:04|
  2. 神話・伝承・宗教・掩蔽
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 時に、口調や文体が微妙に適当だったりする場合がありますが、仕様ですね。保証期間も切れてますし、どうにもなりませぬ。諦めてください。
 悪意の伺えるものや宣伝、またそれらに準ずるコメント等は割と情け容赦無く削除しますので文句は言わないようにね?
 あと一部記事の基本コンセプトは「不遜」なので念のため。

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