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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

へぇ、そうなんだ……知らなかったなぁ。(2)

 
 以前、何かを検索している時に、こんな書き込みを見つけた。

 確か、どっかの2ちゃんログ保管庫が引っ掛かったんだと思うけど。
 ほいで。
 多分これだと……自作板かな?
  何ぶん、もう2ちゃんから離れて久しいので。
  まぁ全く見ないとはいいませんが、ただ基本的に見ることがあるとしたら、今回のように何かの検索を掛けた際に掛かったものくらいです。
  まだ5年くらい前までは、口は悪いけどキチンとモノを知ってる(根は)いい人ってのが相応にいたけど、もう今はね……そんな人に遭遇することはほぼ無いから。
  自信過剰の知ったかぶりばっかり。時間の無駄。

 

 

> 413:Socket774:2010/10/24(日) 11:10:51 ID:8yKygHKf
> クロックは5GHzとか6Ghzとかが問題じゃなくて、(もちろんバカには、表面上の高クロックと言う煽り、宣伝だけで騙せるが)

> CPU総合処理性能 = 動作クロック×IPC×コア
> だから、IPCが低いと、動作クロックもコア数もシングルスレの出来の悪さの、犠牲になるのです。

> 動作クロックの高さと言うのはそれだけでは何の意味も無いのです。
> パイプラインを減らし、回路を複雑から簡素化すると、
> 動作周波数を上げやすいが、同時で、処理性能、シングルスレ性能は低くなります。


――こんな内容だったんだけど。一部の改行は整えましたけどね。
 あらら。意外と新しい書き込みなんだね……見つけた時の数週間前って程度なんだ。
  てゆーか語調・口調が途中でコロコロ変わるなんて、気持ち悪い文章だねぇ……。
  しかも、えらい整えにくい。
  なんだか、まるで、どこかからの無断引用に自分の意見を混ぜ込んだかのような。


 そんで。
 ややこしいから改めてマトモな日本語による翻訳を――ただし内容の可否・正誤は別にして――併記するか……。

 
> だから、IPCが低いと、動作クロックもコア数もシングルスレの出来の悪さの、犠牲になるのです。
> 動作クロックの高さと言うのはそれだけでは何の意味も無いのです。

――プロセッサの処理性能は、その動作クロック数のみに依拠するものでは決してなく、
 CPU の総合的な処理性能は…… 動作クロック×IPC×コア数 の掛け合わせによって決まってくるもの。
 だから、いくら動作クロックが高くとも IPC ( Instructions Per Clock =1クロック当たりの(実効)命令実行数)が低いと、それに足を引っ張られて総合性能は上がりにくくなる。
  原文の方の「シングルスレ … の犠牲に」ってナニ?
  まぁ「対シングルスレッド性能」って言いたいんだろうとは類推できるし、共通する側面もあるけれど、単に[IPC]をそのまま使えばいいだけなのに……。
  どうして、わざわざ似て非なるものに置き換えてるのやら、サッパリ。

 動作クロック数(の高さ)と言うのは、それ単体のみで性能を語れるものではなく、語ってしまっては片手落ちです。

> パイプラインを減らし、回路を複雑から簡素化すると、
――パイプライン内のステージ数を細分化して増やし、1ステージ当たりの物理的通過時間を短くし得るように設計すれば
  こういう(物理)設計思想に基づき作られたのが NetBurst-Architecture ……Pentium4 シリーズです。
  あと。
  設計って言うかアーキテクチャって言うか……を i486 や Pentium classic レベルまで戻して簡素化することで、消費電力やトランジスタ数当たりの処理効率を高めることに注力したのが Atom プロセッサです。
  ただしそういうアプローチでは、相対性能は上げることができますが、絶対性能を上げるのは非常に難しいとも言えます。
 ――いいけど「複雑から簡素化」って、どういう日本語? この場合なら[複雑から]は全く不要だね。
  つーか。
  同時(=並行に)実行可能な命令数と、パイプライン数と、パイプライン内のステージ数と……そこら辺の区別っていうか基本構造自体を全く知らないっぽいね。


> 動作周波数を上げやすいが、
――(パイプライン内のステージ数を増やせば)動作クロックを上げやすくなる素養を獲得するが、
  駄目だ……この先と意味をつなげられない……。
  まぁ、それ以前に言ってることが正反対・明らかに間違いだけど。どんだけ馬鹿が書いたんだよ、これ!


> 同時で、処理性能、シングルスレ性能は低くなります。
―→ 同時に IPC が下がってしまい、結果として、総合性能も下がる……(と言いたいんだろうとは理解できるけど、誤り)
  必ずしも、実行パイプラインのステージ数を増やすと IPC が下がるって言うわけじゃないんだよねぇ……。
  まぁ下がっちゃうことにつながる面があるのは間違いないと思うけど、絶対に(反)比例するってものでもないし。
  そんな単純なものでは無いんですよ?

  ついでに言うと、この「同時で」の部分をより妥当な日本語に置き換えるとすると……「反面」でしょうね。


 てゆーか、この人(たち?)……言葉の意味すら殆ど解ってないんだね。
 てゆーか(書かれてる)日本語自体がボロボロでメタメタだけど。
 弩級の阿呆を装った釣りか荒らし……ではないなら、さすがに気の毒にも程があるレベル。


 んで――「シングルスレ性能」なんてのが、その代表格で。
 これ……対シングルスレッド性能こそが、上で挙げてる【IPC × 動作クロック】で決まるもの、そのものでしょうに。
 この「シングルスレ(性能)」の部分は、概ね[IPC]に置き換えると言葉・文章としての意味は通じるようになるけど、しかし概念の把握・理解って点では、それでもなお間違い。
 Hyper Threading Technology みたいな、ややっこしい Multi threading 対応(適応化)技術にしたって、事実上≒見掛け上の IPC は結局は上がるってことになるけれど、だからって別に根幹部分での IPC そのものを上げるとか下げるとかって物じゃないからね。
 演算器部分での単位時間当たり性能と、プロセッサ・コア総体としての単位時間当たり性能は、強く連動・連携するものの同一のものでは無いんだから。

  Hyper Threading Technology は――語弊を恐れず大まかに言うと――プロセッサ内の、その瞬間での未使用部分があった場合に、その部分を同時に、独立&並行する形で、別の命令・別の処理スレッドの処理・実行にも用いることができるようにするもの。


 それに。
 Pentium4 が Pentium3 などより IPC を下げてでも、より高クロック化を進めたのは、そういうアプローチの方がトータルでは、より高い CPU 総合処理性能 を目指せると踏んだため。残念ながら頓挫・破綻しましたけどね。
 また Pentium M ~ Core i シリーズが以前の高 IPC タイプに戻ったのは、リーク電流や高クロック化による発熱・消費電力と、最終的な処理能力とのバランスを再考した場合に、その方が都合が良かったため。別にマルチスレッド対応のためとかでは無いんですよ。

 あと Atom や、AMD の次世代プロセッサ・Bulldozer などが IPC を(従来製品よりも)下げる~云々~と言うのは「トランジスタ当たり」また「消費電力当たり」の処理能力の高度化・高効率化を目指したため。これまたマルチスレッド化を進めるために下げたわけではありません。
 まぁ、その下げ幅とかバランスの取り方は両者で全く異なります。
 一方では高効率化がマルチスレッド対応≒マルチコア化を推進するのにも有用だったりしてますけど、しかしそれが主要な目的ってわけでは無い(はず)です。

 Atom の IPC は概ね、初期の Pentium4 (Willamette/Northwood) と同等程度です。しかし電力当たりの性能と言う点では Pentium4 では足元にも及びません。電力当たり性能は遥かに Atom の方が優れています。
  そりゃそうですよ。
  Atom230/1.6GHz の処理能力は、SIMD 命令なども加味して全般として見れば、Pentium4/1.6GHz よりも僅かに高いですからね。
  しかも消費電力は 1/10 ほど。

 また Bulldozer の場合は、根幹部分での IPC は現在の K10(K10.5) よりも下がると言われており実際に多少ながらも下げられているようですが、一方では、それ以外の部分――キャッシュや x86 デコーダ、また分岐予測系など――での改良・改善、また高度化などにより、まだ試作段階の試験においても結果的に K10(=現在の Phenom II や Athlon II など)と同等以上のクロック当たり処理能力を実現している――と伝えられています。
 またそれと(一応)姉妹アーキテクチャで(も)ある Bobcat 系コアを採用するプロセッサ製品でも、一長一短あれど内容によっては Athlon64 に迫るクロック当たり性能を達成しています。しかも電力当たりの性能と言う点では、Phenom II + Radeon HD 54xx シリーズを遥かに凌ぎます。



 ほいで。
 こんな感じでメチャメチャなのにも拘らず(誰か(の意見など)を否定する方向で)語っちゃう人が、ちょいちょい増えているのは面白いもので。
 またついでに、単なる否定だけで終わってるのでなく語ってくれていると、その人の意見やらナニやらが実は(高度に)正しいものであるのか、はたまた単なる出鱈目なのかが判別しやすいので助かります
 算数の(小)テスト――での、うっかりミス――じゃあるまいし、基本の部分が間違っているのに、その応用や発展部分の見解・意見・判断は全般として正しい、なんて有り得ません
 故に――もしや、自分の知らない・及んでいない部分や見落としている部分などに誤りがあるか否かを考えずに済みます。
  もちろん、本当に誤りが無いか否かは、また話が別ですよ。
  その(自分の判断や理解とは内容が異なる)意見が、妥当なのか否かが判別できるだけですから。

 ――対立する意見があった場合、片方が誤りだったとしても、残る片方が正しいこともありますが、だからと言って確実に正しいとは限らないんですから。
  んなマルバツのクイズじゃあるまいし
  あるいは、片方の一部に誤りや不完全な部分があったからと言って、残る片方が正しいだなんて限らないってのも当然なんですけどね……。
  その部分や内容の如何によって変わってくるのは当然のこと。
  下手すりゃ、その部分的な誤りや不完全な部分が確認された意見の方が、むしろ全般としては正しい――なんてのも多々あります。


 あと。
 そういう自信満々でトホホな人の、割と高的中率な見分け方。
 「シングルスレッド」を「シングルスレ」とか、あるいは「コストパフォーマンス」を「コス(ト)パフォ」とか。
 やたらと表現・用語を省略・短縮する/したがる人ほど浅慮だったり迂闊だったり、アテにならない率が高い気がします。



 それにしても……。
 かつてホームページ(正しくはウェブサイト)が取り沙汰されたり、あるいは初期のブログブームの頃までは、まだ(主張内容の如何は別にして)マトモな日本語くらいは書ける人が殆ど全員だったんだけどねぇ。
 故に読んでいても、異論を持つ/賛同できないことこそあれど、イヤな違和感までは感じずに済んでいたんだけどな。
 無論2ちゃんでも、一部の(あまり良くない意味での)名物コテハンの更にごく一部なんかを除けば文章そのものに頭を抱えるようなことは無かった。
 いくらどれほど主義主張の相違やら何やらがあったとしてもね。

 だけど今なんて――まぁ手軽なエンターテイメント≒暇つぶしの一つでしかないとは言え――きちんと読解するだけで一苦労……なんてのが枚挙に暇もないし、更に言えば、言葉遣いなんて高度な話でなく、単語・用語の使い方や意味がメチャクチャなものまである始末。
 しかもソイツが、どうしてだか解説とか技術論をぶち上げてたりまでしちゃうんだから。
  ええ。
  「言葉遣い」なんてのは本来は、よもや高度とか言うようなレベルのモノでは決して無いですよ。

 自己診断・評価能力に重大なバグ/エラッタを抱えてる人が増えたってコトなのかね。

 

テーマ:どーでもいいこと - ジャンル:コンピュータ

  1. 2011/07/10(日) 21:07:10|
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 時に、口調や文体が微妙に適当だったりする場合がありますが、仕様ですね。保証期間も切れてますし、どうにもなりませぬ。諦めてください。
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 あと一部記事の基本コンセプトは「不遜」なので念のため。

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