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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

んなワケあるかい。

 
 うーん……なんつー「ペット霊堂」とやら、だ……。

 まず発端は、こ れ 。(Yahoo! 知恵袋)
  「犬が亡くなり火葬した霊堂で四十九日で納骨しないと輪廻転生しないという案内状が...」

 <質問の要旨>
    犬が亡くなり火葬した霊堂で四十九日で納骨しないと輪廻転生しないという案内状が入っていました。
    本当ですか?

 ……なんともはや。こりゃ単なる焼却業者じゃないの??

  うーん……一応カテゴリを「どーぶつ関連」にはしてるけど、どっちかっつーと「神話・宗教 … 」の方が良かったかな……うーん。

 

 

 でっ。
 無論のこと、んなことはありません。

 そもそも仏教において輪廻転生というのは、死ねば勝手に=自動的に進んでいくものです。

 なので、何らかの追善供養はおろか、ましてや納骨なんかで可否が左右されるものでは一切ありません。

 また追善供養にしたって、各王のところで審判の結果が決まらなかった場合に、次の王のところに行く=先送りになっている間に、それがなされることで、審判内容・結果に補正が加えられるってな形ですから。
  んで、その審判の内容・結果によって、次に(また)生まれるのであれば、どの分類(六道)に行くかが定められるってワケです。
  故に。
  別のエントリでも書きましたが「死んでから地獄に落ちる」と言うよりも「地獄に生まれ変わる」というほうが適切でしょう。
  ……最大・一中劫の刑期は長いですよぉ? 今の天文学や物理学風に言うなれば、次のビッグバンが起こって宇宙が再形成されるまで――ですからね。


 あと……回答の中にある「四十九日(=七七日:しちしちにち)までは魂が現世に残っている」と言うのも、一般に言われることではあるんですけどね? ただ仏教っつーか十王信仰に於いては少々異なるので念のため。
  その場合……死んだ直後って程ではないものの、割とすぐ、初七日(しょなのか・しょしちにち)までに、十王の最初の王・秦広王(しんこうおう)のところに行きます。

  てゆーかねぇ……。
  まぁ否定する気は無いけれど、この、7週間は自宅等にいるってのは、ほぼ怪談とか心霊とかオカルトとか、そういうところに分類される話なんですよ。
  厳密もクソも無く、仏教に関係する話ではありません。



 あと、もう一つ、気になった回答(の抜粋)。
    ――厳密な仏教的な教えでは、犬はどんなに可愛がられていても「畜生」なので、人間と同じような供養は必要ないんです。

 これは、厳密に言わずとも誤り(≒流布している誤解された俗説の一つ)です

 確かに仏教において、人間と畜生(=ヒト以外の動物)明確に区別されます
 しかし、これは飽くまで仏門を歩むに当たっての区別であって、いわゆる蔑視や優等・劣等と言ったような差別ではありません。まぁ似たような面・部分も無くは無いんですが、しかし根本が、そういう蔑視とは異なります

 言い換えるなら……衆生(≒あらゆる生命)を小学生に置き換えて考えてみると、人間は小学五年生、畜生=動物は小学三年生――みたいな区別でしかありません。
 上級生の方が、学習・履修や年齢・身体(能力)などの面において【上】であるのは間違いないですが、それは当たり前の単なる差・違いでしかないでしょう? また上級生が下級生をまとめたり、指導したり、あるいは庇護したり……と言うのは、別に何もおかしくないことでしかありませんよね? それと同じです。

 いくら六道に於いて、畜生道が人道の二つ下に位置しているからとは言え――確かに生前あんまり良い行ないを行なっていなかった者たちが行くところだとは言っても――だからと言って、そういう観点では無いんですよ?
 お間違いなきよう。

 で。
 確かに動物の追善供養ってのも……少なくとも人間と同じ形で行なわれていたと言うような話は聞いたことがありません。
 そりゃー宗教・仏教ってのも根本的に人間のためのものですからね。
 しかし。
 人間相手ほど念入り・丁重でこそ無くとも、しかし、いわゆる慰霊祭のようなものは割と昔から無くは無いです。
 または、そういう形での供養こそ無くとも牧畜などに携わっている人々自身の、動物・家畜たちへの日ごろの感謝などはあるでしょう。

 加えて言えば……あんまりと言うか、たぶん(全く?)語られてはいないと思いますけど……ただ根本のところから考えれば畜生=動物であっても同様に六道輪廻(りくどうりんね)をしていなくてはおかしいのですから、この観点に於いて、動物たちへの慰霊祭や追善供養などにも意味がなくてはならないのです。
 つまり。
 必要が無いのではなく、そこまでする人がいなかった――って程度の話でしかありません。

 もちろん、それを行なうか否かの判断はそれぞれがすべきものですが、別にやったって何の問題も無いですよ? 上述のように、仏教的な観点で言えば意味もあるはずで、ましてや必要が無いなんて以ての外の意見でしかありません。
 嘘・馬鹿を言うんじゃないよ。

  無論のこと!
 ――1週間づつ7週間かけ(7×7=49)霊界へ上っていくのが成仏これも大間違い

  厳密には、成仏ってのは悟りを啓き如来=完成した存在となること。

  また1週間単位で区切りがあるのはその通りですし、また四十九日(七七日)が大きな区切りとなるのもその通りですが、しかし終わりではありません。
  その先にも百箇日(ひゃくかにち)があります。また後世に追加されたものですが、一周忌(丸一年)・三回忌(丸二年)にも審判があります。

  しかも、霊界なんてところに行くってのも言われておりません。
  単純に(?)その間は――まぁ何らかの、死後の世界ではありますが――大概の人は、前述の十王のところを回るというか進んでいく(という話な)んですよ。
  まぁ(よっぽど)行ないが判りやすかった人なら、最初の秦広王(本地は不動明王)のところで行き先が決まるでしょうけどね。

  もっと言えば、7週間を掛けて進んでいくわけでもありません。
  書いているように審判・審理が1週間ごとにあるというだけですから、早ければ7日めで決まり、最長なら100日あるいは丸2年を要する場合もあるのです。



 更に言えば。
 割と古い経典の内容やら、さまざまな逸話やらには、修行者・信者たちを助けたり、あるいは人々と協力して困難や災害などに立ち向かい、人々を助ける動物たちも多々登場しています。まぁ中には、その動物が実はどこぞの菩薩の化身だったりって場合もありますけどね。
 しかしね?
 そういう中に現れる動物たちの全てが、そういう風に善良で素晴らしい存在として描かれているわけではありませんけれども――中には困った連中も多々います――しかし、もしも仏教が畜生=動物をそういう風に見下しているのだとしたら……そんな逸話やら何やらなんて無いんじゃありませんか?

 中には……浅慮だったり、強欲だったりの、よろしくない人間を諌める者として登場する場合だってあります

 い か が で す か ?


 それとね?

 今でこそ、畜生という言葉は、かなり蔑視的な意味合いの強い言葉として認識されてはいますが、本来、元々は、私が書き連ねているように、ヒトでない 【 動 物 】 という意味の言葉です。
 それを後世の人間たちが勝手に蔑視的な(代)名詞として利用してしまい、それが完全に定着してしまっていて、かつ元々の本来の意味を知らない人が殆どであることから……ってだけのこと。


 と言うかねぇ……世界中の(主だった)宗教の中で、仏教が最も、動物全般に寛容かつ配慮・尊重している宗教だと思いますよ?
 少なくとも私が調べ、学び、知っている限りにおいてはね。

 ま、だからって――別に宗教・信仰ってのは自らの意思において行ない、為すべきものですからね?
 こういう観点や世界観をどう捉えようと、信じようと信じまいと、それはアナタの意思で判断すべきことです。
  まぁ私個人は大乗仏教の、日蓮宗に属する仏教徒ではありますけど。
  上述のように、基本的に布教と言うか勧誘とでも言うのか、そんなことをする気は毛頭ありません
  ただ、そういう態度・考え方は大乗の教えではなく、どちらかと言えば上座部(小乗)仏教のそれに近いものなんですけどね。密教とか。

  そりゃまぁ――誰とは言わんけど――その人の自由意思において、それを望み求めるなら応じはしますけどね。
  ただ。
  大昔(?)の、原始(元始?)仏教における考え方、指針・概念としては、こういうもんです。


 しかしながら。
 仏教における世界観・価値観また教義と言うのは(大雑把ですけど)上述のようなものであり、誤りを教える・伝えることはいけません。
 まして「厳密な仏教的な教えでは …」などと言って語るのであれば、なおさらですよ。

 いえね? まんまあるんですよ。

 八正道(はっしょうどう・はちしょうどう)には、正語(しょうご)……正しい言葉を話す――ってのがあります。
 これにはもちろん言葉遣いやら何やらを指すものなのですが、それだけではなくて――真摯に向き合い、より正確なことを、より解かりやすく、丁寧に相手に伝えるよう努めなさい、と言う意味も含むものなんです。

 まぁ私の物言いが、この正語に綺麗に合致しているかどうかは知りませんけどね。(:P)
  一応、悪口雑言の類は含めていないつもりだけれど……ま、褒められたものでもないだろうね。きっと。



 だけど。
 ……こういう悪質な業者が私のところに、こういう話を持ってきたら面白いんだけどなぁ。
 反論・否定したら、どういう顔をするんだろう? 更に何を言ってくるんだろう?

 

テーマ:犬猫のいる生活 - ジャンル:ペット

  1. 2011/02/20(日) 21:02:20|
  2. どーぶつ関連もどき
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 時に、口調や文体が微妙に適当だったりする場合がありますが、仕様ですね。保証期間も切れてますし、どうにもなりませぬ。諦めてください。
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