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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

C級シネマ・パラダイス

 
 こ れ ら を 家 族 で 楽 し め る 家 庭 が あ っ た ら 見 て み た い 。
 いい意味で。

 もう素敵すぎて言葉を失うにも程があります。いい意味で。
 絶対に病んでるって。いい意味で。

 もう本当に、どうかしてるって‥‥ああ、いい意味でね? いい意味で、ですよ? 本当ですよ?
 でも・・・・可能なら、そういう家庭を築いてみたいと切に願う今日この頃。無論いい意味でね。

 さて。そんな、いい意味で槍玉に挙げられる作品群は、こちら。

「火星人大来襲」
「スペース・モンスター」
「冷凍凶獣の惨殺」


 タイトルを見ただけでも、いい意味で思わずクラクラと目眩に襲われそうになるほどの、いずれ劣らぬ 超名作ぞろい! としか表現のしようがありません。
 しょーがありません。

 この「出されたものは、黙って食え!」的な魅力に満ち溢れすぎて 持て余すしかない 小躍りして喜ぶ人が続出の、いい意味で至高の究極の映画祭。

 現在、いい意味で開催中(‥‥ウチで。本当に)。

 
 

 その イカレポンチ具合 物凄さを見せ付けるために……まずは原題を紹介しましょう!

 「火星人大来襲」= “Mars needs women”
→ (翻訳) 火星(人)は女性たちを欲している

 「スペース・モンスター」= “First woman in space”
→ (翻訳) 初の女性宇宙飛行士

 「冷凍凶獣の惨殺」= “Reptilicus”
→ (翻訳) 爬虫類?
 ※ でも“~cus”って使い方だと「~(球)菌」ってことにならないかな……爬虫類(球)菌?

 どうです!? もうこれだけでも、おなかいっぱい って感じでしょう!
 結構な割合で「……女頼みで集客を目論んでる?」とかって、そんな浅慮なのではありません!
 無論その真意なんて、知ったこっちゃありませんけどっ!!!

 続いて(個人的な、正に主観に基づいた)見所を簡単に紹介しましょう!

「火星人大来襲」
 よーするに、女をさらいに来た火星人たちの顛末記。産まれないんだから、さらうしか無いじゃん。
 正確には、最初は「女の人が足りないから、ちょーだい」って地球側に言ったんですけどね、断られちゃったから。
 まず 女を物色 色々と活動するためには、現地で怪しまれない格好であることは必須。あと当座の通貨や移動手段なども必要となるだろう。
 しかし、その様々な地球上での活動において騒ぎを起こして治安機構に捜査されたりすると不味いので十分に注意が必要だ……(ちゃんと劇中で、その旨を発言してます)。
 そこで彼らが取った行動とは!?
 現地通貨を手に入れるため、ガソリンスタンドに押し入りノックアウト強盗。
 衣服を手に入れるため、深夜の洋服店に忍び込み服を確保(意外と空き巣)。
 移動手段の確保のため、偶然キーを付けっ放しだった車を見つけて乗り逃げ。
 ……彼らの凄さが伝わりましたね! そんな彼らに狙われた地球人には、もう未来は無いのか!? それらの犯罪も、よくある事件として片付けられるさ!
 ネクタイなんて原始的なものも火星では50年ほど前に廃止されてるしね! 先進的だぞ、火星人! 催眠術も強力だっ!


「スペース・モンスター」
 よーするに、有人ロケットによる宇宙探検。
 出発早々(どー考えても太陽系内だよねぇ……下手をすれば探検(?)する羽目になった惑星ですらも)……妙な宇宙船を発見。
 そこでロケットを横付けして内部の探索に赴く 何も考えてないとしか思えない、浅はかな クルーたち(の一部)。チャレンジング・スピリットっ! 好奇心は猫をも殺すぞっ!
 そこには搭乗員らしき、珍面な宇宙人がっ!!!
 そいつがいきなり襲い掛かってきたので、ためらうことなく射殺。一撃だ! 襲い掛かってきたんだから仕方がない。ちょっとだけ、のしかかられたようにしか見えないけど首でも絞められたのか息もできなかったしね! 宇宙服は着たままだけど!
 すると、いきなり宇宙船内の放射線レベルが急上昇……どんな理由かは全く定かではないものの、とにかくその謎の宇宙船を爆破しないとまずいらしい!
 で、その宇宙船をちょいと気軽に爆破
 ちょっとした押し込み強盗殺人(物は盗んでないけど)ではありません。
 前人未到の冒険の最中にはアクシデントが付き物なのです!
 たとえ自ら、必要も無いのに飛び込んでいった挙句のことではあってもっ! 偉大なる冒険には実に無益な犠牲も止むを得ないのです!


「冷凍凶獣の惨殺」
 よーするに、地面ほっくり返していたら怪獣が出てきちゃって、さー大変って話ですね。
 でも、これは‥‥あんまり見所無いかも‥‥。
 いえ、そんなことはありませんよ。
 怪獣が、まるでカメラのレンズに対して吐いてるようにしか見えない感じっていうか、まるで直接フィルムに描いたかのように強力溶解液を てれっ と掛けたりとか。さすがは全く未知の怪獣です。凄いです。
 パニック・シーンでの妙に力の入った群集シーンとか。迫力満点ですよ(まぁ割と本当です)。凄いです。
 そんで怪獣は割と地味だったり、動きも投げやりだったり。これも当然ですが「未知の怪獣だから仕方がない! 我々の期待通りに派手に動くとは限らない! 誰がそんなこと決めたっ!」で軽く一点突破が可能です。凄いです。
 そしてエンディングも、無軌道この上なさげなまでに、オーソドックスな味わいに満ちているんですよ。凄いです。
 エイリアンなどとは違って、続編はありませんけどね。でも凄いです。


 どうでしょうか! もう書いてるだけでも、やってられません! その溢れるばかりの(そして溢れ尽くして何も残ってないんじゃないかとしか思えない)魅力の数々!
 シナリオの超ご都合主義や、登場人物たちの魅せる理解困難で矛盾だらけで投げやりな言動の数々! 当然、演技自体は普通の意味で頑張ってます!
 「お気の毒に」とか「きっと、この俳優の出演歴からは消されてるんだろうな」とか言わないの! 良い子の約束っ!

 これら やっちゃった 前人未到の作品を作り上げ、更にその完成度を高め尽くしたスタッフ陣も超豪華!

 ラリー=ブキャナン(Mars needs women)
 レオナルド=カッツマン(First woman in space)
 シドニー=ピンク(Reptilicus)
 とか、もう名だたる映画界の正に非凡の鬼才、正に 天災 天才が監督・脚本を兼任すると言う 安っぽさ炸裂! 凡人の介在を許さぬ精鋭なる製作体制で臨んだ、これこそ真なる名作ぞろい!


 これらを見ずして何を観ると言うのでしょうか!
 ○ド戦記のDVDとか言うな、こら。


 でも、最大の御大とも言うべき ロジャー=コーマン 作品に欠けているのは痛恨の極み。
 確か同時期に、ミスカトニック大学の助教授だったか教授だったかが、キャンパス内をネクロノミコンの(完全な?)写本を小脇に抱えて歩き回ることでお馴染みの「ダニッチの怪」も放送されていたのにな……あれは録画し損ねてるし。
 あ。正確には「ダニッチの怪」では監督でなく 超監督 いわゆるエグゼクティブ・プロデューサーみたいな立場でしたが。



 まぁ知らない人には、何のことやらさっぱりだとは思いますので、一応は軽く解説をね。

[ネクロノミコン]
 作家・H.P.ラヴクラフトが創り上げた作品群、いわゆる「クトゥルフ神話体系」に登場する、様々な神秘が(結果として)記された非常に有名な魔術書。
 アラビアの狂える詩人・アブドゥル=アルハザードが記した「アル・アジフ」と、その(不完全なものを含めた)写本の俗称と言うか……正確には、後世、アラビア語の原書からギリシア語に翻訳された際に付けられた(改題された?)名前。
 まぁ「アル・アジフ」は、魔物や怪物の咆哮(の音)を意味する言葉らしいので。
 原書は既に失われ、その完全な写本も世界に五冊しかない、とされています。
 その内容に魅入られると正気を失うとか、時に、それを見ただけでも恐慌状態に陥る者もいる……とも言われたりします。
 そんな物騒な(しかも貴重な)書籍をそのまま講義で使い、ましてや小脇に抱えて歩き回ると言うのはね。



 あー。大半を変なテンションで書いたから疲れたよ。
 我に返ったとか言わないでくださいよ?
 しかも「火星人大来襲」を観ながら。

 普通の人は古典的な海外SF物を見るにしても、せめて「X線の目を持つ男」とか「遊星からの物体X」とか「ミクロの決死圏」なんかの方がいいと思うよ。
 あと「宇宙戦争(新旧どちらでも)」なんかも。新版の方が完成度は高いけど、旧版の方が味わいはあります。
 ここらは細かい部分はともかく、十分に、本来の真っ当な意味で面白いから。

 サイコホラー/哲学的な内容なら「X線の目を持つ男」・「宇宙戦争(旧)」を。
 パニックホラーなら「遊星からの物体X」・「宇宙戦争(新)」を。
 SF冒険活劇(?)なら「ミクロの決死圏」をね。

 特に「X線の目を持つ男」は、映像としては当時のものとして観ても実に安っぽいのですが、でも物語自体は良くできてま……いえ、酷くは無いですよ。間抜けなところも多いですが。
 ですが何より、あのラストシーンは素晴らしい。彼(エグザヴィア博士)が最後の最後に何を観てしまったのか。バベルの塔か、はたまたイカロスの最期か?
 正しくB級SF映画の王道にして良作(いや、傑作?)って感じです。

 でも……「X線の目を持つ男」って、恐ろしいことにロジャー=コーマン作品なんだよねぇ。いかにも、らしいと言えば、らしいんだけど。

 

テーマ:"夏休み おすすめファミリー映画" - ジャンル:映画

  1. 2007/07/08(日) 23:43:52|
  2. みらくる・しねま・あいらんど
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