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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

妙法蓮華経 提婆達多品 第十二

 
 以前にも何度か取り上げてるし、せっかくだから(?)書いといてみよーかなっと。
 このエントリ とかね。
 ついでに現代語訳(風味)とかも。

 さて、この提婆達多品(だいばだったほん)は、法華経の中でも割と繁用されるものの一つ、と言ってもいいでしょう。
 私も折に触れて(?)その抄訳の方は読んだりします。
 この他にも「方便品 第二」だとか「如来寿量品 第十六」とか「観世音菩薩普門品 第二十五」とか「仏説観普賢菩薩行法経」とかが、有名っつーか、よく用いられます。

 上で挙げたエントリに記載しているのは、本来の提婆達多品の抄訳のもので、実際にはあれの何十倍も長いものです。
 まぁあれでも現代語訳としては充分な気もしますけどね、多少の専門(仏教)用語は交じってるけど。

 
 

 まずは本文を再掲。そんで面倒だから対訳(かなり意訳気味)も。

 仏、諸々の比丘に告げ給わく
 未来世の中に、若し善男子、善女人在って
 妙法華経の提婆達多品を聞いて
 浄心に信敬して疑惑を生ぜざらん者は
 地獄、餓鬼、畜生に堕ちずして十方の仏前に生ぜん
 所生の処には常に此の経を聞かん
 若し人天の中に生れば勝妙の楽を受け
 若し仏前に在らば蓮華より化生せん

 お釈迦さまは周囲にいた弟子たちに仰いました。
 今から長い時間が経った後であっても、もし女性も含めた(敬虔な)仏教徒たちが
 この法華経にある提婆達多品の教えに触れ
 それを忠実に信じ、また熱心に教えに努めるならば
 地獄・餓鬼・畜生道に行かずに数多の如来が治める浄土の何れか、または仏に近付くために必要な場所に生まれ(られ)ることだろう
 そしてそこでも、また改めてこ(れら)の経を聞くことになるだろう
 そうすれば、また改めて人界・天界に生まれた際には更に仏道に努めることができ
 そしていずれは仏となることができるだろう

  ※ ちょっと意訳しすぎかな……。


――まぁ大体こんなもんです。

 そこで尋ねられたこと。
「なんとなーく意味は解ったけど……このお経(提婆達多品)の中で、更にこのお経を聞けばってのは、どういうこと?」

 至極当然な疑問だと思います。
 語っている最中なのに既にその名前が出てきちゃうってのは変です。そりゃ。
  まぁ題名自体が後世に付けられたもので、その翻訳・編纂等の中で、そういう間抜けな無限ループな入れ子構造を作っちゃったんでしょうけど。

 ただ、ここに含まれない前段(?)の部分があるわけですけど、そこではおよそ、こんなことをお釈迦さまは語ってます。

 色々とやらかした私の従兄弟の提婆達多ですが、実は、彼の中にはとても崇高な仏性(≒仏の備える資質)があるのです。
 またかつて(前世・過去世)私は、とある国の国王だったのですが、その当時の提婆達多は当時の私に法華経・仏法を指南してくれた大変に立派な仙人だったのです。
 では何故に、そのような素晴らしいはずの者が大罪を犯し、我々に敵対したのか。
 こう考えることはできませんか?
 悪人と言うものにも存在意義があるのだ、と。
 それは引き立て役であったり反面教師であったり、または仏とならんとするに当たっての乗り越えるべき試練(の一つ)とも。
 つまり提婆達多は、私たちをより仏道に邁進させるための重要な役割を果たしていたのだ、と――。

 まぁ、こんな内容なんですけどね。

 だとすると。
 文脈的にしっくりくるとすると……単純に「提婆達多品」という部分を削除しちゃえば済みそうじゃないですか?
 ですから個人的には、その部分は「提婆達多品」でなく「法華経」ないしは「今、私(釈尊)が伝えている仏の教え」とでもなるべきなんじゃないかと考えます。

 あとついでに。
 この「提婆達多品」という名前が付いたのも、その前半部で提婆達多のことが語られていたことに因るそうです。

 更に言っておけば。
 全般的に法華経って、無限ループな入れ子構造的な部分が垣間見えたり、また一見「……で、結局のとこ法華経の実体は?」とか言いたくなる部分が多いです。
 まぁ実体の方は見えてこないわけでも無いのでいいんですが、ちょっと入れ子構造の方は頂けません。
 まぁたぶん前述の通り、後世の誰かが良かれと思ってやっちゃったんでしょうけど。

 

テーマ:宗教・信仰 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/10/30(土) 21:10:30|
  2. 神話・伝承・宗教・掩蔽
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