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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

これまた気になったこと(西遊記)

 
 最近、ちょっとした西遊記ブームが到来中。

 その引き金はと言えば‥‥ファイルサーバに放り込んであるアルバム(CD-DA から mp3 化したもの)で、ゴダイゴの昔のベスト盤を何となく聞いて、その中の “ Monkey Magic ” と「ガンダーラ」を聴いていた辺りで。

「そうだ、京都に行こう」

「西遊記をベースにしたバカ系パロディの話でも、習作として書いてみるかいな?」

――などと思い付いてしまったのが、正に発端。
  ああ・・・・飽くまでも「習作」ですので公開する気など欠片も無いですよ? 悪しからず念のため。
  つーか、習作から約5年の時を経て、マジモンの長編で書いたり書かなかったり、書くふりをしてみたり。


 また “ Monkey magic ” の和訳なんぞも(某・必要紛いに迫られて)やってる最中なんですが‥‥すっげー1番が訳し辛い。なんだよ、あれ。
 一方、2番は簡単でしたが。
 既に一通り訳してはあるんですが(たかだか楽曲の一曲だし、そんなに時間は掛かりません)‥‥綺麗な、整った日本語にならない‥‥。
  まぁ西遊記のプロローグ部分(?)の要約でしかないですけどね。

 因みに「ガンダーラ」のサビの英語部分は。
「ガンダーラ。それはインドにある、と人々は言う。」
 と言うところでしょう。わざわざ訳すほどのものでもないですが。


 閑話休題。
 西遊記は、確か以前に、子供向けのものと割とキチンとした抄訳との中間のような書籍等を読んだはずなんですが、案外、憶えていないもので。
 しかも、それそのものは引っ越しのドサクサで消えたものか見当たらない・・・・。

 だもので、そこから‥‥とりあえず手軽であろう、Web 上にある、抄訳の抄訳のような「あらすじ」の類をあちこち見つけ出して、ちょろっと読破。
 無論、読みながら要点や舞台、また背景、そして登場人物や道具類などのことを合わせて調べつつメモを取っていったわけですが。

 すると、やはり色々と気になる部分、引っ掛かる部分が出てくるわけですよ。
 先の「捲簾大将」なんかも、その類。
 まぁ、またあれから「じゃあ、なんで天の川水軍の将だか軍師の天蓬元帥の方はヨモギなのさ?」などと下らないことが気になったりもしてますが、それはまた(進捗があれば)別のお話。

 そんで今回は、これまた捲簾大将に縁の「流沙河(りゅうさが)」であります。
 なんか微妙に「りゅうさ[か]」と読んだ方が良いような気がするのは、まぁ気のせいでしょう。


 
 


 ただこれ・・・・ちょいと調べたら既に似たようなことを書いてる人が、それなりにいるんだよなぁ・・・・まぁいいか。

 
 一般に「流沙河」は、どうやら――落ちたが最後、鳥の羽すら浮かんでこないという弱水の流れる、幅が実に八百里(支那里/市里)=約 400km にも及ぶ大河――と言うような認識のようですが。
 んで、そこから沙悟浄が、ざばーっと出てくる、みたいな。

 ですけども。
 [流]と[河]はいいとして、問題となるのが[沙]の文字。

 ちょいと調べれば判りますが、この[沙]には[さんずい]が用いられてはいますが、その意味は「=砂」なんですよね。
 まぁ川砂なんてのはありますし、また川の名前に[沙]と言う文字を含む地名が付けられていることも‥‥と類推したくなるところですが、ちと、そういう概念は今回のこれにはそぐわない。

 そこで。

 流 レ 砂  河――とでもすると判りやすいでしょうか?
 ※[ レ ]は、漢文なんぞの「レ点」を示します。

 とりあえず「砂の流れる大河」なんつー風に意訳(?)しときます。

 つまり言葉としては――物凄く大規模で、まるで大河の如き流砂――と言うようなもの(?)のはずなんですよ。
 だから(一部のものを)読んでいて違和感を感じたんですな。

 そんで何だかんだ調べてみると、やはり正確には「流沙河」は、砂漠と言うか砂だらけの場所であって、河川ってことではないようです。

 ただ、そうなってしまうと逆に解釈に困ってしまうのが「弱水」の件。
 確かに(なんか物凄い?)流砂であれば、そこに落ちた鳥の羽なんぞ、巻き込まれて消えても変ではないでしょうが、しかし流砂に対して「弱水」なんて名前を付けるものなのやら。
 と思っていたら。
 あらま‥‥内モンゴル自治区には、弱水(ルオシュイ)っつー川があるんだそうな。
 てゆーか、黒竜江:アムール川のことらしい。大昔の別称の一つ。

 さて困った。
 ‥‥まぁ‥‥これ以上は、しっかりしたもの=原典に近く内容の忠実なものか原典そのもの、を読むしかなさそうですね。
 読まないと、これ以上に正確さのある回答は得られないでしょう。

 つっても「西遊記の原典」ってのも、何が何やら判りませんけどね。
 版やら再編纂やら亜種やら、何やらかにやら多すぎて。


 そんで、この流沙河‥‥どうやらタクラマカン砂漠だかゴビ砂漠だとか、あの辺り(の一部の地域?)を指しているようで。
 はい、黒竜江も、その辺りを通ってます。
 一応、玄奘一行の行程としても妥当なところでしょう。
 ちょっと行程上の配置としては微妙な気もしますが‥‥沙悟浄自体が物語の序盤のうちに(さっさと)合流しているとは言いがたいですし、また物語の展開密度と地理上の距離は、必ずしも一致するとは限りませんしね。

 しかし。
 どーにもこれだけでは消化不良なので、無理からに推論を書いておくなれば。
 実際の砂漠と、その付近を流れる川を元に、適当に組み合わせた上で物語用の架空の地形として創り上げたか、世を経るに従って変形して行ったり混ざって行ったりしたもの=記述・著編も多いんでしょね。

 まぁ更に無理からに合理的な解釈をするとすると。
 流沙河(流砂の激しい砂漠)の弱水(川の名)付近に沙悟浄がいた。んで、その川は不思議なことに落ちたものが何も浮かび上がってこない川だった――ってところかなぁ。
 派手な不整合こそ無さそうだけど‥‥微妙かも。



 また(書くのも切ないような駄豆(知識)ですが)沙悟浄は、そもそも河童などではありません。
 中国に河童はいないし。また似たような妖怪の類もいないんじゃないかな‥‥?
 いや、名前は忘れたけど、似たようなのならいたはず。

 これは、流沙河という、大河と勘違いしやすいところから、ざばーっと(実際には砂の中から)出てくるところ。
 加えて、そのイメージから「日本で言うところの河童のような妖怪(妖仙)だと思うと解りやすいだろう」――とでも説明するような部分などが変形・変遷していったもの、と思量されます。

 その容貌も、黒ずくめで乱れた長髪で――云々――と言ったところのようですのでね。
 これだけを取って見れば、水に由来する妖怪にしても、河童と言うよりも、むしろ海座頭とか海入道とかって妖怪の方が近い気がします。

 いや、ただの水死体かな。
 

 

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

  1. 2007/06/27(水) 20:58:32|
  2. 読み物に係る雑文
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