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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

あ、いや、無くも無いかも(補記)

 
 よくよく思い返してみると、ちょっとはあったね……それっぽいのが。

 あれは確か……うーん……20年くらいは前だね。

 友人と言うか知人と言うか、と旅行に行った時のこと。
 その友人と言うか知人と言うか……の中に寺の息子がいたってのはともかく。

 それで旅館に泊まるわけですよ。

 うん、出た♪ (かも)

 
 

 まぁ子供(~大学生)ばかりの旅行だったんで、そりゃー夜更かしもするってもんです。基本です。
 で、持って行ってた小さいラジカセで音楽を聴いていたり、他愛も無いお喋りなんぞをしてて。

 そろそろ夜も更けてきて(多分1時前ごろ?)……まぁ寝ようかってな話になったんです。
 翌日も予定がありますからね。でも。
 私だけ、ちーとも眠くならない
 別に昼寝もして無いのにさ。
 でも他の面子は……もう睡眠薬でも盛られたんじゃないかってなほどに凄い勢いで熟睡chu!

 なんか釈然としない思いを抱えつつ、しょーがないんで障子で隔てられた広縁みたいなとこで、ちょっとだけ明かりを点けて持ってった本を読んだり、昆布茶を飲んだりしてました。
 広めの和室でしたからね。
 暇だし。眠くもなりませんから致し方ありません。

 それから小一時間も経ったかと言う頃……。

 不意に、耳に聞こえているやら、頭の中に直接響いてくるやら、と言うような実に曖昧な足音らしきものが。
 それと併せて、かちゃがちゃ、という感じの何かが当たり合うような音も。
 言うなれば――そう。まるで合戦の最中の鎧武者が何人も歩き回っているかのような。

 そんな音が、障子を隔てた、みんなが眠っているはずの和室から聞こえてきたのです。

 思わず、すっと私は障子を開けました。
 しかし何事もありません。そこでは、他のみんなが眠っているだけです。

「(……あんだよ、人騒がせな……)」
 と思って、また障子を静かに閉める。
 すると、また物音らしきものが聞こえる。
 障子を開けても何も無い。
 障子を静かに閉めると、また物音らしきものが聞こえる。

 いい加減うんざりしてきたので、無視スタート。

 そのうち……相も変わらず物音は聞こえつつも、その何かがまるで私に正対するよう動いているかのように感じられました。それまでの統一感の無い雑多な様子の物音から、徐々に徐々に音源が集まっていく(?)かのように感じたのです。
 そして何故か私には。
「(あー、お侍さんが大勢、なんか集まってる?)」
 と感じられたのです。特に根拠なんて無かったのですが。

 そして――この、侍・鎧武者が集結している(のでは?)と思った時点で、ようやく当時の私も、先ほどからの音が鎧武者が立てるかのような音だと気付くことができました。
 これまでは、なんか騒がしい、と言う程度にしか認識していなかったのです。

 しかし。
 ……どーしろと?

 とりあえず、なんとなく「迷わず成仏しろやー」とばかりにお題目(南無妙法蓮華経ってヤツね)を唱えてみる。
 特に変わりなし。そりゃそーだ。
  このお題目(南無阿弥陀仏も基本は同じだよ)の意味は「仏の教えに従い、法華経を授持し、日々励みます」ってモノだからね。

 これならどうだ、と今度は「妙法蓮華経 提婆達多品 第十二」を暗唱してみる。
  我ながら、なんて適材適所な。
 何か物音に変化があったようにも感じられたような感じられなかったような気もしたものの、まぁ大差なし。

 どーしろと……。

 しかし、とりあえずは明確な敵意の類は感じられない(気がする)。
 ついでに、どうも何か引っ掛かる……。
 安直なところだけど、もしかして助けて欲しいんかいね?
 しかし提婆達多品でダメだとすると……でも、そうそう暗記はしていないから、これ以上はお経本が無いと無理。
 つーか子供にそこまで期待すんな。

 仕方ないので。
「(あー、お侍さん方や。そこの、そいつ……そいつン家は寺だから、そっちに行った方がいいよ? 寺だからさ。えーっと……その寺は……たぶん、あっち? ○□寺って寺だから。○□寺だから忘れないでねー)」

 がちゃがちゃっ、ざっざっ、がたかたっ……という物音っぽい何かを響かせるやら響いてなぞいないやらながら、その一団は立ち去って行った――ようなつもり。

「(あーやれやれ……)」
――と思ったのも束の間。

 今度は別の一団が……。
 どーしろと?
 つっても、まぁ来ちゃってるような気がするものは仕方ないので。
 またついでに格差を付けるのも良くないかと思い、お題目→提婆達多品→寺に行けや……のコンボ。

 続いて、また別の一団が。

 それが済んだかと思えば。
 続いて、また別の一団が。

 結局、夜明けまでエンドレス。結局は徹夜。何人いやがんだよっ! どーせ来るならまとめて来やがれ!


 んで翌朝。
 グッタリしつつも旅館の人に聞いてみると。
 割と近所に、古戦場とか城址とかがあるとかという話が聞けた。
  この時は、ちゃんと(?)――この近所に歴史のある名所・旧跡とかってありますか? てな尋ね方でしたよ?

 うーん。

 そして旅行が終わって、その帰る途中で寺に寄ってみると。
「○日の夜、ここ(その寺ね)に落ち武者やら何やらが大挙をなして訪れて、本堂に集まってる夢を見たんだけど、もしかして旅行中に何かあった?」
――とか尋ねられる羽目に。うぼぁー。

 仕方ないので事態を簡単に説明。
「これも縁だから、じゃあ御供養しましょう」
――と一同で本堂にて手を合わせてナモナモ。


 これにて一巻のお仕舞い、なんだけど……。
 怖くないでしょ、別に。

 別に何か見たわけでも、被害があったわけでもなし。
 変な物音を聞いたような聞かなかったような、そんな気がしただけですってば。
 そーいや途中で……いくつめの集団だったかは憶えて無いけれど、なーんか斬りかかってきやがったのもいたような気もするんですけどね……なんか斬られたと思ったものの、それっぽい微かな、ざくっ、はさっみたいな感触があったような気がしたものの別に痛くも痒くもないしさ。
 当然、気なんて失ってませんよ? その後の体調も、ただ眠くて疲れてただけ。事故も無し。

 これが多分ほぼ唯一の、恐怖? 不思議? 体験です。



【註】(追記)
 その「妙法蓮華経 提婆達多品 第十二」は実際(?)には意外と長いんですけどね、この時に唱えていたのは抄訳と言うか部分抜粋のもの。
 それだと二百文字足らずだから、手軽でお得(……ん?)。

 仏、諸々の比丘に告げ給わく
 未来世の中に、若し善男子、善女人在って
 妙法華経の提婆達多品を聞いて
 浄心に信敬して疑惑を生ぜざらん者は
 地獄、餓鬼、畜生に堕ちずして十方の仏前に生ぜん
 所生の処には常に此の経を聞かん
 若し人天の中に生れば勝妙の楽を受け
 若し仏前に在らば蓮華より化生せん

――こんだけ。

 まぁお題目を唱えるよりは遥かに意味もあるとは思いますけどね、でも、要はケースバイケースでしょう。
 ついでに言えば、まともな信仰心も持たず、意味も解らずに、ただ便利な破邪の呪文みたいに唱えても無駄だとは思いますけど。
 お経って、そういうモノ(≒魔除けの呪文)ではありませんから。

 

テーマ:戯言 - ジャンル:

  1. 2007/10/09(火) 22:59:34|
  2. 神話・伝承・宗教・掩蔽
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