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(にやーり)

なんか駄文を色々と。 まれに隙間情報を狙い撃ちする素振り(風味)のメモや、コントも。

あらまビックリ

 
 なんとなーく山歩きをしたり神社仏閣巡りなんぞをしている私ですが。
  我ながら枯れた趣味だね、おい。

「一応ウチの宗派の本山(=同門の寺院等を取りまとめる上位寺)なとこも行っとかないとアレだよな」
――と大本山(※)である、東京都大田区にある「池上本門寺」なんぞにも行っているわけですが。

※ ウチの宗派=日蓮宗の場合、最も偉い(?)のが「総本山」である[身延山久遠寺]です。
 その次が全国に七つある「大本山」で、続いて「本山」がもっとたくさん‥‥という構造になります。
 なおウチの菩提寺(≒お墓がある寺)は‥‥かなり末端。
 ※ あれ? 別格本山って紹介文なんかで見てたから全く疑問に思わなかったけど、宗門としては認知して無い? てことで外しておきました。

 今回は、ここ・本門寺の境内にある「長栄堂」という神社(?!)について。
 いやまぁ‥‥鳥居もあるし、他の特徴から言っても神社と言う以外には言い様が。
 あらら「長栄稲荷社」とも言うんだそうな。

 ここに祀られているのが「長栄大威徳天(ちょうえいだいいとくてん)」とかいう神さま。
 お社の前にある縁起によれば。
 要は――かつて日蓮さんが流された佐渡島で修行していた際に、老人の姿で現れた「大威徳天」とゆー神さまを祀っているのだとか何とかかんとか。
 そんで門前(?)には二頭のキツネの像が仁王像か狛犬よろしく鎮座ましましてる。
 まぁキツネさんは荼吉尼天(だきにてん)の使いだったり化身だったりするので、どうと言うことは無く。

 さて、問題は、この「長栄大威徳天」とかいう神さま。
 ‥‥誰? 名前を聞いたことが無いのがモヤモヤしますな。

 
 

 いえ一応「大威徳」と言えば、すぐ「大威徳明王」に思い至りますがね、でもここで大威徳明王を天部扱いで祀るものかなぁと訝しく思っていたわけですよ。

 そんで、まずはちょろちょろと検索。
 したら。

 えーっと‥‥その(現れた、とされる)爺ちゃんが「妙法蓮華経 序品 第一」にも現れる大威徳天の化身であって、それを祀る‥‥と言うことらしい。

 うげげ。言われてみりゃ序品は殆ど読んだことが無いですぞ。
 でも‥‥「大威徳天」なんて出てきたっけ、記憶に無いな‥‥と、これまたパラパラと。
 したら。ららら。

 有四迦楼羅王。大威徳迦楼羅王。大身迦楼羅王。大満迦楼羅王。如意迦楼羅王。

――なーんて一節が。ががが。

 あー‥‥迦楼羅王(かるらおう)の一匹かー(ぉぃ)。
 まぁ「妙法蓮華経 序品 第一」の中にある【大威徳】という文字列はこれだけだと思うので間違いは無いでしょう。多分。

 迦楼羅はガルラ/ガルーダ等と呼ばれるインド神話に出てくる神鳥。蛇や龍を食べたり、ヴィシュヌなんかを乗せてパタパタと飛んだりしてます。
 ぱたたたたー。
 そんで仏教に入っては、金翅鳥(こんじちょう)とも同一視され、また天竜八部衆の一とも数えられている、これまた仏教の守護神(護衛役)です。
 でもって、この迦楼羅族はいっぱいいますが、その中の4羽の有力者(有力鳥?)を一般に迦楼羅王とか言うわけですね。まぁその4羽のうちの更に筆頭の1羽を「迦楼羅王」と呼ぶ場合もあったりしますが、この辺は諸説ややこしいので以下略。
 因みに。日本に入っては、その姿が烏天狗にも投影されたとか何とか。

 とにかく、この迦楼羅王の一である「大威徳迦楼羅王」が「大威徳天」の正体のようです。
 うわー。大威徳明王は全く関係なし。
 てゆーか、爺さんに化ける鳥って考えちゃうと、何やら複雑。

 しかし「大威徳迦楼羅王」‥‥原語でも同じ音(?)とすると「ヤマを平らげる(≒打ち倒す)ガルーダ」っつー意味になりかねないけど。
 うーん‥‥シヴァを専属で乗っけてでもいたんかいな?


 あれれ?
 確か、蛇を食う明王(?)てのもいたような‥‥あ、孔雀明王(くじゃくみょうおう)か。
 因みに。
 孔雀明王の場合――どうも、より源典に近いものだと「孔雀菩薩」とも表記されていることもある(多い?)ようで。
 それを裏付けるように仏像としても、明王としては例外的(?)に菩薩形をした像(しかも女性形)として現されていたり。
 もしかすると誤訳によって菩薩部から明王部に入れられてしまったのかも知れません。

 するってーと。
 孔雀明王と軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が喧嘩をしたら……軍荼利明王は食われっちゃうのかしらん?


 あと‥‥まぁ前述の通り、私は日蓮宗の仏教徒なワケですが‥‥私個人としては少々、日蓮宗(の一部)には思うところもあります。
 それは、またいずれ書くと思いますけど、今回のところはこれで。

 

テーマ:宗教・信仰 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/09/27(木) 00:15:59|
  2. 神話・伝承・宗教・掩蔽
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